熱海と言えば温泉地ランキングで9年連続の1位を獲得したりと、温泉地として日本人の誰もが知っているスポットです。
その中でも歴史深く、日本に留まらず世界から多くの人に愛されていたホテルニューアカオ。
2021年11月にて閉館した理由や、2023年の夏からリニューアルオープンをするなど、熱海のニューアカオに関する情報を書いていこうと思います。
ニューアカオが閉館した理由とは!
1973年に開業したホテルニューアカオは、相模湾や熱海花火大会、市街地の夜景を一望できることで知られ、長年に渡り、愛されてきたホテル。
また、ニューアカオの赤いネオンの看板が特徴的で、海岸沿いの一等地にオーシャンビューの豪華なスイートルームを備えていました。
内装もゴージャスで洋風な作りが多くの人を魅了。

出典元:https://www.at-s.com/
写真で見るだけでも、思わず行ってみたくなる内装です。
宿泊だけではなく、「ニューアカオに行った」と言う事だけでステータスとなっていました。
熱海のシンボルとして存在していたと言っても過言ではありません。
250室、20階建ての超大型ホテルでしたが、残念ながら、2021年に48年間の歴史に幕を閉じたのです。
ニューアカオが閉館した理由はいくつか分かっており、まず原因の一つとしてはコロナです。
コロナ渦の中、ニューアカオは休館しており旅行需要の減少で、客室稼働率は約30%まで落ち込んでいたようです。
また、それに加え築50年近い建物の老朽化も主な原因の一つ。

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コロナ渦で稼働率が大幅に下がり、建物の老朽化も閉館の理由となります。
閉館後はアートイベントを開催

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ニューアカオは多くのファンに惜しまれながら閉館後しましたが、閉館後はアートイベントを開催し多くの人が足を運んでいます。
「PROJECT ATAMI」と言うイベント名で参加者はホテルニューアカオに滞在、一カ月の期間で作品を創作すると言う内容。
期間中はニューアカオだけではなく、熱海全体がアートに包まれ、閉館したニューアカオも一時的に中に入れるという事で多くの人が訪れています。
ニューアカオは2023年夏にリニューアルオープン!
ニューアカオを経営する「アカオ・スパ&リゾート」がホテルニューアカオを含むホテルに関する事業をアメリカの投資ファンドへ売却すると発表。
※新館の営業はホテルニューアカオの名前で続けるようです。
売却先はフォートレス・インベストメント・グループ。
バイアウト・ファンドを軸に株式や債券など、財務的に困難な状況にある企業、経営破綻の可能性がある企業へ投資したりと世界的な投資運用会社です。
現在、フォートレス・インベストメント・グループは2023年に夏に本館をリニューアルオープンする予定。

出典元:https://www.tokyoartbeat.com/
リニューアルオープンに向け求人サイト等でも募集を見かけたので、2023年夏には新しい本館へ足を運ぶことが出来そうです。
コンセプトは「温泉地」と言うイメージから「リゾート地」を目標にしていくようで、今後、どのような変化を遂げていくのか、非常に楽しみですね。
ニューアカオの創業者である赤尾蔵之助さんが1954年、熱海市汐見町に資本金30万円で開業した2階建て、客室数12室の小さな旅館「赤尾ホテル」から始まったニューアカオの歴史。
今後、外資系企業がどのように熱海を盛り上げていくのかが注目されます。
まとめ
ホテルニューアカオはコロナ渦の中、稼働率の低下と建物の老朽化により閉館。
新館は「ホテルニューアカオ」の名で続行するようですが、旧館はフォートレス・インベストメント・グループが2023年にリニューアルオープン。
今後はさらに、世界をターゲットとした新たなリゾート地が熱海に誕生すると思うと、ワクワクしますね。
私も三回ほど熱海に行ったことがありますが、この記事を書いていて夏に熱海へ行ってみようかなと。(笑)
また新しい情報が届きましたら記事にしいたいと思います。